たいなか施療室にて

仕事や日々の生活の中で思うこと、感じることを綴っていきます。

顎関節症(TMD)について

今回は、顎関節症TMD)について書きたいと思います。

 

その定義といたしましては、

・咀嚼筋や顎関節(TMJ)と、それらに関連する構造に起因する障害。

・顎関節周辺にある筋骨格系の疾患。

という感じですかね。

 

症状といたしましては、

・捻髪音

・開口時の下顎の変位

・顎関節周辺の軟部組織の圧痛

・顎関節の運動制限

・顎関節の痛み

などです。

 

原因といたしましては、

・障害

・歯ぎしり

・関節円板の転移

・変形性関節症、リュウマチ性関節炎

・オーバーユース

などが考えられます。

 

その原因の中でも、関節円板の転移が最も多い原因と言われております。

そして、ほとんどが前方への転移です。

 

直接、顎関節に関連してくる筋(咀嚼筋)といたしましては、

・側頭筋

・咬筋

・外側翼突筋

・内側翼突筋

・顎二腹筋

などです。

 

その中でも、外側翼突筋が顎関節症にかかわっている率が高いです。

なぜなら、外側翼突筋は関節円板を前方へ引っ張る作用があるからです。

 

 

初期・前中期あたりのものなら比較的、徒手による保存療法は効果的だと思います。

顎関節へのアジャストメント(矯正)・モビリゼーション、咀嚼筋や頭頚部の軟部組織へのリリース、あとは頭頚部へのアジャストメント(矯正)・モビリゼーションなどで改善がみられることが多々ございます。

 

しかし、かなり進行してしまっているものに関しては、やってみなければ分からない、ちょっと難しい、厳しいかもしれないという感じですね。

 

 

ちょっと試しにとか、とりあえず相談だけでもとか思われましたら、遠慮なくご連絡ください。

相談だけなら無料ですので。

 

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