たいなか施療室にて

仕事や日々の生活の中で思うこと、感じることを綴っていきます。

胸背(腹)部の筋について

今回は、症状に関わってくる胸背(腹)部の筋について、ザッと簡単に書いていきたいと思います。

 

ここで紹介させていただくものが全てではありません。

ほんの一部です。

代表的なものを挙げさせて頂きます。

 

大菱形筋および小菱形筋

・両肩の間、肩甲骨内側に沿って痛みが出る

・背部の鈍痛

 

肋間筋(肋骨と肋骨の間にある筋)

・局所的な鋭い痛み

・呼吸に伴う痛み

体幹の動き(回旋運動)に伴う痛み

 

腹直筋(お腹の筋)

・局所的な痛み

・表面的な痛み

・鈍痛もしくは鋭い痛み

体幹の伸展に伴う痛み

 

横隔膜

・横隔膜は腰椎に付着(起始部)している

したがって、横隔膜に慢性的なストレスがかかると、上部腰椎の緊張が緩和されず、腰痛の原因となる

 

中部僧帽筋

・脊椎に近いところ(近位)であれば、

上部胸椎の棘突起に沿った痛み、局所痛、首の動きに伴う痛み

・脊椎に遠いところ(遠位)であれば、

鈍痛で、痛みの領域(範囲)は比較的、広がっている

 

下部僧帽筋

・姿勢の問題で症状が出てくることが多い

・肩甲骨上角周辺に拘縮

・傷害が原因になることは、まれである

 

上後鋸筋

・肩甲骨の奥の痛み

・慢性化していることが多い

・動作痛はないことが多い

三角筋後面、上腕三頭筋長頭、手の尺側側および小指への放散痛

 

下後鋸筋

・脊柱の動きで下部肋骨の痛みが出る

・胸腰椎の屈曲がわずかに制限される

・深呼吸では痛みが出ない(肋間筋や肋骨フィックセーションとの鑑別に必要な情報)

 

広背筋

・腰痛や肩の前部の痛み

 

これらの筋の問題に対しましては、十分に対応することが出来ます。

症状の改善は十分に可能です。

お任せして頂ければと思います。

 

たいなか施療室