梨状筋症候群
今回は、梨状筋症候群について書きたいと思います。
この症候群は坐骨神経痛の原因の一つで代表的なものです。
そして腰痛の方の約70%は梨状筋症候群(だからと言って、それが全ての腰痛の原因とは限りません)と言われております。
症状としましては、
・臀部痛
・下肢痛
などがあります。
原因としましては、
・坐骨神経の圧迫、炎症(炎症が多い)
例)長時間の座位⇒マイクロトラウマ(微細な外傷)の発生⇒炎症物質が坐骨神経に入る
・下肢関節の運動障害(股関節の内旋制限)
・筋膜の癒着(梨状筋、大腰筋)
などがあります。
検査としましては、
・触診による圧痛や硬さを調べる(基本的には、梨状筋だけではなく、臀部や股関節の運動に関わる筋や靭帯も調べる)
・坐骨神経の触診(坐骨神経自体に拘縮や癒着が起きていることがある)
・股関節の可動域検査(痛み等の確認も同時に行う)
・骨盤のチェック
などがあります。
私が出来る治療としましては、
・アジャストメント
・モビリゼーション
・筋膜リリース
・神経モビリゼーション
などがあります。
この症候群は、原因の特定さえ間違えなければ、ほぼ改善します。
・何かずっと、お尻や太ももの後ろ、脚の付け根などに痛みや違和感があったり、それに加えて、お尻から脚の後ろ側にかけてピリピリするなど、何か感覚がおかしい。
・病院等の医療機関で治療を受けているが、あまり良くならない。
もし、このような方がおられましたら、ぜひ当施療室の施療をお試し頂ければと思います。